ネガティブ思考トリップからの帰還

　いつものように浅〜い、生温い波打ち際でもて遊んでる思考を、さも深いかの様、あとづけ、嘘、引用、織り交ぜて書いてみる無駄な試みを。

　人というものは生きている上で何かしらに縛られてる。憲法、常識、流行、価値観。

　０６、０７、とものすごいいい年で、この二年間で楽しいことや悲しいこと、いろいろあって、その二年間の前までの最低な日々を思うと、ほんまに去年、一昨年でまともになってきたっていうか、おぼろげながら自分の輪郭がはっきりしてきたと思ってた。

　年末年始と楽しいこと続きで忙しくて、１月の半ば頃にちょっと休憩。一人でいろいろ考えてみよう、って過ごした週末がそもそもの始まりで。一人で考えてると、まあ、お決まりの理想と現実のズレに悩んで酒に逃げる。虚無的な哲学的思考に捕まってドつぼ。人に会えなくなる。二年間で見えてきた自分らしきモノがいっきに色褪せる。何もしたくなくなった。

　価値観のヒズミ。時代、環境、自分自身が変わっていく中で、不変の絶対的な価値観だと思っていたそれは、ずれて、きしみ、ひずむ。そこにぽっこり落ちた。そこでじっとしていることも悪くないかもしれないけど、いずれもとに戻ろうとする力が生じたとき、そのひずみからは二度と出れん。嫌。抜け出せてよかった。

　そのひずみと一人で向き合ったときに、ものすごい怖かったし、不安だった。今回の旅の一番の原因。価値観に正解はない。同時に全部正解で。そうなったとき結局その肯定をしてくれる存在がどうしても必要で。神様の場合もあるし、自分自身の場合もある。でもなによりも誰か。自分ではない誰か。

　中二女子的にいえば自分が消えてなくなりそうな状態。もっと簡単にゆうとただただ溜まってるだけ。

　でも落ちているときはただただ同じ所をぐるぐる回っているだけなのに、どんどん冷静じゃなくなって、思考ががカオスって、出口がわからんくなって、よけい焦って、死にたいとかも通り越して、出た答えが、整形して、Ｄカップくらいの美乳くっつけて男性器は置いといて、所謂「ふたなり」になろうっていうありえん正解。であまりにもくだらない結論だったから、笑けてきて、友達にも会いたくなって、会えば楽しくて、結局、帰還できた今日。

自分憲法改定案・乙
　日本国憲法ですら時代や状況に合わせて変わっていくんだから、自分の価値観なんかまだまだ。今までの築いてきたいいとこどりで自分に合わないとこは変えていく方向で。うん。やっぱ天狗なってたんやなあ。鼻折れてすっきりです。

　上り下がりの繰り返し
　生活っていう毎日の繰り返し
　生と死の繰り返し
　追いかけてくる過去
　未来への不安

ってやつに渡り合うには、最近何回も思うけどやっぱバランス感覚。自分自身と時間軸と環境とのバランス感覚。欲望のコントロール。

　決定打は吉野家の社長の言葉です。
　
スペシャルサンクス：Finest Dream、◎●○'s、薬局のおっさん、和食亭