これまでのこと、これからのこと、このごろのこと。

このごろ。

ずっと続いていた変化の波にのれていると思っていたのもつかの間、
日常ってやつ飲み込まれ、砂浜に打ち上げられ、
またもがきはじめたところです。

少しも止まってはいけないって知ってるのにさ。
愚かなもんで、あとはほっておいてもいい方向へ自然に流れて行くさ。
なんて怠け心が常に虎視眈々。

ものはいいようで初心に帰るということで。

きっかけな意味も込め、
高知まで日食を拝みに行ってきました。
前日、ゲリラ豪雨の中なんとか、
嵐ハイ、なんかもありつつやり過ごし、
朝方、明るくなる頃に、小雨。
キャンプ場の探検。
カレー。
睡魔。

当日も雨の予報に残念がりながら目を覚ます。
ものの曇り。

雲の合間に見える太陽は既に少し欠け始めてる。
晴れたり曇ったり合間に月に食われた日様。
薄ーい雲が懸かったときが最高！

日食グラスなしで、肉眼で銀色に輝く、
三日月太陽。
空に穿たれる空白。
穴。
いや空白。
銀色の空白。

しつこい。


時間の流れ。
自分。
当日の天気。
友達。

移り変わり、
変わっていくこと。

ありのままにありのままが在る、
ような錯覚、
ような体験。

初心、初心。






これまで。

劇的な変化。
もしくは不変。

そう、また両極端だったんだと気づく。
緩やかな変化は変化している事を忘れる。

自分にとって刺激的な、目に見える点を繋いで線にしてきたけれど、
これまで無数の点が、何でもない点が、思い出したくもない点が結ばれて、
今日。

今日を劇的に変えることはできないけれど、
緩やかに緩やかに明日へ。



これまで。

さよならからはじまることがたくさんあるんだよ。

さよならCOROL、一時期すげー嫌いだった。

終わればは始まる、っていうことに期待して、
それでも何も始まらなかったから。

でもわかった。

終わらせるってことを避けてきた。
思い返してみれば本当に何かが終わったとき、
その欠落を埋めたい衝動なのか、
何かが始まっていたと思う。

いつからか自らの意志で終わらせることはなくなり、
続いているんだけど今はしていない、みたいな状態をたくさん作ってきた。

覚悟や決意ってのは始める為のものじゃなくて、
終わらせる為に背負うものなんだろうな。







これから。

先のことはよくわかんない。
でも、終わらせるって選択肢は見つけられた。

終わらせることの不安感。
終わらせないことの閉塞感。

とりあえずぶっ壊してから考える。
心が望むままに。

破壊衝動。


はじめるために
つくるために
うむために



何より
















あくま／児玉奈央