終わる世界

EDENの最終巻が発売されました

書評とかレヴューとか書いたらいつも
自分の稚拙な文章に
書くんじゃなかったと後悔するんやけど
書きます

EDEN
ここ何年か
マンガが好きな人にはずっと
薦めてました

エヴァンゲリオンの
結末に納得いかず
自分なりの世界観で書いた
って作者がどっかに書いてました

自分の中にある
あんまり人には言えないような疑問
その何もかもを納得させてくれた
マンガです

現代で起きてるいろんな問題を描きつつ
遥か昔から人が欲していた生きる理由
っつうのをちゃんと書いてくれたと思うんです
いろんなネタがかなりちりばめられてて
アセンションとか
薬物依存とか
聖書ネタとか
アンドロイド
テクノロジー
環境問題
ほんま幅広く

結局
自分が感じたことは
生きる理由ってのは突き詰めていったら
ナイ
もしくは
ヒトソレゾレ
ってとこに再着地したわけやけど
タイミングもあるんだろう
かなり納得
解放された感覚です

エデンの副題

It's an Endless World

どんなにハイになっても
いい音を聴いても
最高のセックスをしても
大災害
無差別殺人
たとえ俺が死んだとしても

どうしようもない日常は続いて行くっていう
事実

なにを当たり前のことを
って思うかもしれんけど
何年前から
ひょっとしたら
生まれてから一回も

この事実をちゃんと考えたことがなかったと思う

今せかいはしらんけど
日本のベクトルは
もういっかい
夢とか
可能性とか
幸せとか
愛なんかに向かっていってる

むっちゃいいこと
いいことなんやけど
正論てわかってるんやけど
一回諦めてしまった自分には
すんなり入ってこんってだけ
すんなりいける人はそのままいけばいい
それがいいと思う
すんなりいける人なんていないんだろうけどね
絶対
はためから見て
すんなりいけてそうって思ってるだけなんだろうね

俺らは陸に住めなくなった
くじらとかそんなんみたいなもんなんだ
結局
進化の過程で住み分けられただけなんだよねきっと

エンノイアもメイガスも
ハナもエリヤもケンジも
登場人物全員が
みんながみんなそれぞれの結末を迎えて
みんながハッピーエンドでもなくバッドエンドでもなく
ただ
ありのままの結末
その先って感じでした

ソフィアの結末が最終回をきれいに終わらせてくれてた
ほんま遠藤浩輝の次回作に期待できんくなりました
EDENがおもしろすぎて





で
どうしようもない日常を生きながら
確信犯的に
えほんなん知ってるけどどうでもいいじゃん
っていう
スタンスで生きななー
って
これも今更感だよね

書きながら結局
なぞってるだけなんやなーって
感じたわ

でも書くけどねー


なうぷれいんぐ＊＊＊A Little Flower／SHERBETS




哲学とは

人はなぜ自ら命を絶たないのか
もしくはなぜ自ら命を絶つのか

というただ一つの命題を解くことである

どっかの偉い人の言葉