ゆらゆらゆらめき ほくほくあったか きらきらひゅるん

軽井沢につくとすでにかまどと小さな炎
薪を川原に放り投げると
すぐちょうどいい焚き火になった
机や食材やろうそく
運び終えて火に当たる
かなり冷え込んだ昨日の夜
しばらく喋ってめいめいに
やりたいことをしはじめる
コーヒーを入れるひと
キッチン用の火を熾す人
人参の皮を剥く人
焼き芋の準備をするヒト

たくさん食べ
たくさん話し
たくさん遊ぶ

厚みが増した雲を恨めしく後片付けをしだすけど
炎がまだまだくすぶってるから帰れない
火がなくなってくるとすぐに身体が冷えてきた
でももうちょっとだけ
ふと空を見ればない
雲がないうえに
さっきより断然に星が近い
って言ってたら流れた
あまた流れた
もっと暗い所で
川原に寝転んで待つ
寝てた奴も起きたとこに
東の空
予想の鉄塔より少し右の方で
はっきりと
大きな
ほうき星ひゅるん





な

夜の話













ゆらめき　IN THE AIRなう